薬剤部

はじめに

薬剤部は、薬剤師8名、薬剤助手1名の9名体制で薬剤業務に取り組んでいます。私たち薬剤師は、病院の中で使われる全ての「 医薬品 」について、安全でより効果的に使用されるように取り組んでいます。
今後も患者様を中心とした、よりよい医療が提供できますよう、医師、看護師、医療スタッフと連携を図りながら、日々努力していきたいと思います。

薬剤部の理念

鹿児島赤十字病院の理念である「わたしたちは、人道・博愛の赤十字精神に基づき、心のこもった医療を提供します」に則り、患者様の意思と権利を尊重し、地域の医療ニーズに応え、人道・博愛の赤十字精神に基づき心のこもった安全で質の高い医療を提供します。

基本方針

次の6項目を基本方針として業務に取り組みます。

  1. 正確な調剤
  2. 患者様への十分な情報提供
  3. チーム医療の実践
  4. 院内情報の共有
  5. 治験の実践
  6. 専門性の向上

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スタッフ

薬剤部は、薬剤師6名、薬剤助手1名の合計7名体制で、入院・外来の調剤、注射薬の調剤、薬剤管理指導業務、治験業務、医薬品情報業務、医薬品の管理保管、血液の保管、持参薬のチェック等の薬剤業務に取り組んでいます。

今後も、患者様を中心としたよりよい医療が提供できますよう、医師・看護師およびその他の医療スタッフと連携を図りながら、日々努力していきたいと思います。

業務内容

私たち薬剤師は、病院の中で使われる全ての「 医薬品 」について、安全でより効果的に使用されるように取り組んでいます。

調剤業務

調剤業務

調剤業務とは、医師の発行した処方せんに基づいて薬剤師が患者様の薬を調整する業務です。

薬剤師は処方せんについて、薬の投与量・相互作用・禁忌等を確認し(処方監査)、処方内容に疑義があれば処方医に問い合わせ(疑義照会)を行います。
お薬は再び別の薬剤師が最終確認後(ダブルチェック)、患者様にお渡しします。

 


注射調剤

注射調剤

オーダリングシステムにより注射箋と患者様ごとの注射ラベルが発行されます。

はじめに注射処方監査が行われ、薬用量や薬剤の配合変化・投与ルート・投与速度などが適正であるか確認します。
その後、患者様ごとに注射薬を注射カートにセットします。
注射薬についても、別の薬剤師が確認後(ダブルチェック)、病棟に払い出します。

 


薬剤管理指導業務

薬剤管理指導業務とは、入院患者の薬歴管理と服薬指導を介して患者の薬物療法への認識を向上させ、また患者から得られた情報を医師にフィードバックすることにより薬物療法を支援する業務です。
担当薬剤師は、医師や看護師と連携をとりながら患者さまの薬学的管理を行なうことで、安全で有効な薬物治療に貢献しています。

 


病棟薬剤業務

チーム医療を推進するためには、薬剤師を病棟に専任配置することが重要です。
病棟薬剤業務とは、薬剤師の病棟における業務を通して、下記のアウトカムを得ることを目的としています。
・ 入院患者に対する最適な薬物療法の実施による有効性・安全性の向上
・ 疾病の治癒・改善、精神的安定を含めた患者のQOLの向上
・ 医薬品の適正使用の推進による治療効果の向上と副作用の防止による患者利益への貢献
・ 病棟における薬剤(注射剤、内服剤等)に関するインシデント・アクシデントの減少
・ 薬剤師の専門性を活かしたチーム医療の推進


持参薬の確認

持参薬確認

持参薬とは、患者様が入院時に持参された現在服用している薬です。
当院では、入院されたすべての患者さまの持参薬の確認を薬剤師が行っています。
薬剤師が持参薬の確認を行うことで、薬の相互作用、重複投与、禁忌などが確認でき、安心・安全な薬物療法の支援を行っています。

 


医薬品情報業務

医薬品を適正に使用するためには正確な情報が必要です。医薬品情報担当者は、すべての医薬品に関する情報を収集・管理・評価し、医師、看護師などの医療スタッフに提供しています。

また、新規採用医薬品のオーダリングシステムへのマスタ登録や採用中止医薬品のマスタ削除、その他メンテナンス管理を行っています。
医薬品情報担当者及び薬剤部スタッフは共働し、院内で発生した副作用について情報を収集し、必要に応じ院内はもとより厚生労働省に報告しています。

 


TDM

TDM

血液中の薬物濃度の変動が有効性と安全性に大きく関わる薬剤は、血中濃度の測定が必要です。

当院では、抗MRSA薬について、患者さまの基礎データから薬剤の初期投与量の設定を行い、投与後についても血中濃度測定結果をもとに適切な投与量・用法を解析し、医師へフィードバックすることで薬物療法の支援を行なっています。

 


医薬品管理

医薬品管理

当院で採用している医薬品は、内服薬・注射薬・外用薬・消毒薬など含めて約750種類あります。
薬剤部では医薬品の購入と払い出しを適正に管理し、適正在庫に努めています。

また、病棟や外来、手術室など院内のあらゆる部門に配置された医薬品を薬剤師が定期的に点検しています。


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治験

治験は、開発中のお薬を患者さまに使用し、その有効性及び安全性を確認して厚生労働省から医薬品として承認を得るために行う『臨床試験』のことです。新しいお薬を世の中に出すために必要な過程となります。
薬剤部では治験事務局をおき、治験薬の管理・調剤や治験の実施に必要な事務手続きを行っています。現在、当院では関節リウマチ薬の治験を行っています。

平成28年度
治験名 LY2127399
治験課題 メトトレキサート療法に対して効果不十分な中等症から重症の関節リウマチ(RA)患者を対象としたLY2127399の有効性および安全性を評価する第Ⅲ相、多施設共同、無作為化、プラセボ対照、二重盲検試験(FLEX M)
剤型 注射剤
製薬会社名 イーライリリー
治験名 CNTO136
治験課題 DMARDに治療抵抗性を示す活動性関節リウマチ患者を対象としたCNTO136の国際共同第 III 相試験(CNTO136ARA3002)
剤型 注射剤
製薬会社名 ヤンセンファーマ株式会社
治験名 CNTO136
治験課題 抗TNFα治療抵抗性を示す活動性関節リウマチ患者を対象としたCNTO136の国際共同第 III 相試験(CNTO136ARA3003)
剤型 注射剤
製薬会社名 ヤンセンファーマ株式会社
治験名 CNTO136
治験課題 CNTO136ARA3002(SIRROUND-D)試験及びCNTO136ARA3003 (SIRROUND-T)試験を完了した関節リウマチ患者を対象としたCNTO136の継続投与試験(3004)
剤型 注射剤
製薬会社名 ヤンセンファーマ株式会社
治験名 CT-P13
治験課題

関節リウマチ患者を対象としたCT-P13第 I / II 相臨床試験の継続投与試験

(第 I / II 相・非盲検試験)
剤型 注射剤
製薬会社名 日本化薬
治験名 LY3009104
治験課題 疾患修飾性抗リウマチ薬未治療(またはほとんど未治療)の中等度から重度の活動性を有する関節リウマチ患者を対象としたBaricitinib(LY3009104)の有効性及び安全性を検討する無作為化二重盲検実薬対照第 III 相試験
剤型 内服薬
製薬会社名 日本イーライリリー
治験名 LY3009104
治験課題 メトトレキサート療法に対して効果不十分な中等度から重度の活動性を有する関節リウマチ患者を対象としたBaricitinib の有効性及び安全性を検討する無作為化二重盲検プラセボ/実薬対照第 III 相試験
剤型 内服薬
製薬会社名 日本イーライリリー

チーム医療

週1回のICTラウンド(環境ラウンド・抗菌薬ラウンド)、月1回のNSTラウンド、褥瘡ラウンドなど参加し、チーム医療の一員として積極的に活動しています。

教育

新人教育では、臨床での薬剤師業務の基礎を身に付けることを目的とし、指導実施計画書に基づき、3ヶ月で基本業務(外来・入院調剤業務、注射薬の調剤業務、医薬品情報管理業務、血液管理業務、医薬品発注業務、薬品管理業務など)を修得します。
医薬品の説明会や部内勉強会を定期的に行い、また、院外での研修会などにも積極的に参加し新しい知識の習得に努めています。

災害救護活動

当院では、薬剤師も赤十字救急法基礎講習、日本赤十字社救急法救急員養成講習、こころのケア研修を受講し、赤十字救急法救急員の資格を有しています。
災害発生時は、救護班の一員として救護活動を行うことがあります。

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認定・資格を持つスタッフ

日本病院薬剤師会 生涯研修認定 3名
日本病院薬剤師会 生涯研修履修認定 2名
日本病院薬剤師会 認定指導薬剤師 2名
日本病院薬剤師会 感染制御認定薬剤師 1名
日本薬剤師研修センター 研修認定薬剤師 1名
リウマチ財団 リウマチ登録薬剤師  
ICD  
赤十字救急法救急員  

学会・研修会への参加、研究活動をサポート

日本赤十字社学会・研修会

  • 日本赤十字社医学会総会(10月)
  • 日赤九州ブロック薬剤師研修会(7月)
  • 日赤臨床薬学研修会(11月名古屋/3月東京)

学会・研修会

  • 日本医療薬学会
  • 日本環境感染学会
  • 日本化学療法学会
  • 日本褥瘡学会
  • 日本緩和医療薬学会
  • 医療薬学フォーラム
  • 九州山口薬学大会
  • 鹿児島県病院薬剤師会研修会
  • 日赤九州ブロック薬剤師研修会

フォーラム発表

  • シンポジウム
    RAマネージメントにおける感染症「薬剤師の立場からの感染症対策」
    第15回RAトータルマネージメントフォーラム,2014.2

研究会発表

  • 教育講演
    「薬剤師の立場からの感染症対策」
    第9回鹿児島リウマチの臨床とケア研究会,2014.2
  • 教育講演
    「薬剤師の立場からの感染症対策」
    第33回石川県リウマチ研究会,2015.2

学会発表

  • 一般演題
    「関節リウマチ患者における感染症リスク因子の検討」
    第24回日本医療薬学会年会(名古屋市),2014,9
  • 一般演題
    「カルバペネム系抗菌薬の適正使用に向けた当院の取り組み」
    医療薬学フォーラム(東京都),2014.6

研修会発表

  • シンポジスト
    「後発医薬品安心使用のための研修会」
    第179回 鹿児島県病院薬剤師会研修会(鹿児島市),2016.3
  • 一般講演
    「病院薬剤師ができる感染制御」
    第3回鹿児島県病院薬剤師会地区研修会(川内市),2014.11

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